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税金

~個人でできる色々なお得な制度~

前回に引き続き個人の税金が節税できる制度です、ご検討ください。【2回連載第2回目】
個人所得税や住民税が節税できる仕組みを案内します。新しい年から始められると効果が高いですね。

【3】【iDeCo】イデコ (個人型確定拠出年金)
1) 特徴
① 自分で積み立てる「年金」あるいは「退職金」のようなものです。
② 毎月一定額を積み立てます。(口座引き落とし)
③ 自分で選択する資産運用の形で積み立てます。(株式や投資信託、定期預金などから選択します。)
④ 資産運用なので、将来いくら受け取ることができるかは未確定です。
⑤ 将来受け取り金額のリスクを低くするなら、運用先を定期預金とする方法もあります。
⑥ 積み立てた金額は全額所得控除の対象となります。
⑦ 運用益は非課税です。
⑧ 原則として60歳まで解約できません。
⑨ 手数料がかかります。
⑩ 毎月の掛金上限は本人が厚生年金加入か、会社で別途年金制度に加入しているかなどで変わります。

2) 手続き
① 契約する金融機関を探す。
銀行、証券会社や生命保険会社などがiDeCoの申し込みを受付けています。
② 運用する商品を選びます。
外国の株式や債券に投資することもできます。一般的にハイリスク・ハイリターンです。
国内の定期預金に投資することもできます。一般的にローリスク・ローリターンです。
③ 毎月の掛け金を決めます。
④ 契約(申し込み)をします。オンラインでもできます。

3) うえだ事務所がお勧めする理由
① 全額所得控除は大変有利
掛金が全額所得控除できるということは所得税の最低税率が5%、住民税が10%ですから、その税だけ税金
が減額されるということです。この金額を運用の結果と考えると15%以上の利回りと言うことになります。
② 運用は簡単
最初に運用商品を決めると後は自動的に口座引き落としで支払い運用されるので、
手間暇はほとんどかかりません。(もちろん、運用商品や金融機関を変更することはできます。)

【4】【NISA/積立NISA】(少額投資非課税制度)
NISA、積立NISAとは「少額投資非課税制度」のことです。
通常であれば、株式や投資信託に投資して得た利益には所得税15%と住民税5%、合計20%の税金が
天引きされます。
NISA、積立NISAであれば、この20%の税金が非課税となります。
非課税限度額が間の運用上限があり、NISAは120万円、積立NISAは40万円です。
2024年から大きく非課税限度額が拡充され、NISA1200万円、積立NISA600万円となります。