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今月のトピックス:今回は最低賃金のお話しをさせていただきます。

今回は最低賃金のお話しをさせていただきます。
先日、中央最低賃金審議会の小委員会という政府の諮問機関より、平成30年秋から適用予定の最低賃金が発表されました。
最低賃金は最低賃金法という法律によって定められますが、まずこの審議会の小委員会で審議されるところから始まります。

気になる金額は、大阪府が27円UPの936円。京都府は26円UPで772円。兵庫県は26円UPで770円ということです。
政府の年3%の最低賃金UPを続けるという基本方針に沿った形で、全国平均3%の上昇率となっています。
国内総生産【GDP】も、中小企業の平均賃金上昇率も3%には程遠いので、このあたりの乖離が今後問題になることでしょう。
 
ちなみに、最低賃金の計算上では時間外手当や通勤費、家族手当、精勤・皆勤手当などは含みません。
つまり、これらの諸手当などが多くても最低賃金で定められた賃金を払ったことにはならないのです。
もちろん、固定残業代も時間外手当の一種ですから最低賃金の計算には含めません。
一方、資格手当や職務手当などは最低賃金の計算上の賃金に含めて計算します。
 
月給の人の計算では、月の労働時間数で月給の金額を割りましょう。
時給の人に手当だけ月額定額制で渡している場合、例えば時給900円、資格手当月額3,000円のような場合は、3,000円の手当部分を1か月の労働時間で割って、それと本来の時給を足した金額で判定します。
この人が1ヶ月160時間働く人なら、3,000円÷160時間=17.75円
17.75円+900円=917.75円になります。
つまり、大阪府なら最低賃金以下に、京都府・兵庫県なら最低賃金以上になります。
 
今回の最低賃金が適用される日程などが決定すれば、またお知らせいたします。

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