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今月のトピックス:今回は『贈与』についてお話しいたします。(3回目)

今回は贈与のお話し、3回目です。

ちょうど保険金についての法定調書(各保険会社が保険金を支払った場合に税務署に、誰にいくら支払ったかを報告する届け出のことです)の形式が平成30年1月1日から変わるということですので、保険金についての贈与の取り扱いをお話しいたします。
 
 
右記画像『支払調書の変更について(平成30年1月1日~)』はさる大手保険会社からの案内文です。大きな変更点は、契約者の変更履歴が記載される事。契約者毎の保険料も記載されるようになった事です。
 
 
ここで、保険についての税金を知るための登場人物をあげておきます。

①被保険者(保険の目的になっている人。この人に何かあれば保険金が支払われます)

②保険料負担者(保険料を支払っている人です。③の契約者と違う人でも可能です)

③契約者(保険契約の持ち主です。保険は誰のもの?と言えばこの人の所有物です)

④保険金受取人(①の人に何かあれば、保険金がこの人に支払われます)
 
 
よくあるタイプの保険は、夫が①②③で妻が④という養老保険でしょう。

65歳満期、それまでに夫が死亡すれば妻に保険金が支払われる、というものです。

この場合、妻が死亡保険金を受け取れば相続税の対象です(税金が本当にかかるかは別です)

65歳で満期を迎えた場合には、夫は満期保険金を受け取りますが、この保険金は所得税の対象です(税金がかかるかは別です)。自分で払った保険を自分で受け取るわけですから。
 
 
この場合で②の保険料負担者が妻の場合ならどうなるでしょうか。

夫が死亡した場合、妻は自分で保険料を払っていた保険について保険金を受け取るわけですから所得税の対象となります。

65歳で夫が満期保険金を受け取った場合は、妻が保険料を支払っていたわけですから、夫は妻から、この保険金を贈与によりもらったことになり贈与税の対象になります。
 
 
このように保険についての課税関係は、①~④の組み合わせにより変わります。

逆に言うと、この組み合わせは自由にできるので、課税関係を理解して契約をすることが重要です。契約する際は、このような説明が保険会社からなされることはほぼありません。

しかし、税金を負担するのは自分達なのです。

保険は長い期間払い続けてゆくものなので、金額もおおきくなります。つまり課税されると税額も大きくなる可能性がある、ということです。

皆さま、充分理解して保険に加入してください。

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